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拝啓 11月に入り秋の深まりを感じるこの頃ですが、皆様にはお元気でご活躍のことと拝察致します。
九月初めに襲来した台風14号は宮崎県をはじめ国内各地に大きな被害をもたらしました。被害を受けられた皆様に心からお見舞いを申し上げます。私の家も2日ほど断水しましたが、水の無い生活がいかに不便なものか、我々がいかに便利さに慣れ過ぎているか、身を持って痛感致しました。
地元の被災地区をお見舞いに回りましたが、水で重くなった家財道具の片付け等に必死になっておられるお姿に掛ける言葉も見つかりませんでした。親戚や友人そして多くのボランティアの方々が応援に入っておられて胸が熱くなる思いでした。自宅も浸水しているかもしれないのに、取り残された皆さんの救出に命懸けで当たられた消防団や役場の職員の不眠不休の活躍振りもたくさん耳にしました。天井にまで追い詰められて、屋根を破って救出された家も3軒見ましたが、地区内で死者が出なかったのは奇跡といっても過言ではないと思います。
比べてはいけないのかもしれませんが、報道されたニューオーリンズの略奪等の状況を見ると、日本の良さを再認識しますし、またこういう心温まる地元から選出されていることに誇りを感じた次第です。選挙中から同僚の村田防災担当大臣、北側国土交通大臣、岩永農林水産大臣等が被害状況の視察に来てくれまして、異例の早さで激甚災の指定もなされました。災害のない安心して暮らせる国土の建設の為に、治山治水には尚一層努力しなければならないと決意を新たにしております。
さて、9月11日投票の総選挙では大変お世話になりました。お蔭様で121,355票という立派な票をいただきました。皆様の変わらぬご支援に心から感謝申し上げます。特に、今回の選挙が郵政民営化是か非かという国民投票的な選挙であったという意味で、郵政民営化反対の野党三党の合計票91,922票を3万票近く上回ったということは、改革を進める小泉内閣の一閣僚として大変嬉しいことでした。自民党も296人という多数の当選者を出しましたが、自民党はこの大勝におごることなくこれからも謙虚で丁寧な政治運営をしていかなければならないと考えます。
10月31日には内閣改造が行われ、私は文部科学大臣を辞任致しました。1年1ヶ月余り、関係の皆様に大変お世話になりました事、改めて心から感謝申し上げます。在任中、ゆとり教育の検証と見直しを提唱しました。又、スクールミーティングを提案して、副大臣、事務方一緒となって全国約4百校の小・中・高等学校等を視察して廻りました。学校に出向いて現場で頑張っている先生方の話を聞き、保護者の意見を伺い、又、子供達と給食を一緒に食べることにより、現場の教育が抱えている問題を肌で感じることができました。この成果は10月26日の中央教育審議会の答申に反映することができたと思います。
科学技術の分野では、「もんじゅ」の運転再開にメドをつけ、人類の究極のエネルギーを目指すITER計画(国際熱核融合実験炉)のサイトを決定するなど一定の前進を見る事ができました。
これからは党にあって山積する日本の諸課題の解決に積極的に関わって参りたいと思います。今後ともご支援の程宜しくお願い申し上げます。
最後になりましたが、皆様のご健勝をお祈り申し上げて御礼の挨拶と致します。 |