中山成彬
なかやまなりあき
(暑中お見舞い6/全9頁)
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希望者は誰でも入学できるという大学全入時代を迎え、受験戦争という言葉がほとんど消えかかっています。私は、これからの子供達に求められるのは「受験学力」ではなく、「人生学力」とでもいうべきものだと考えます。社会が高度化、複雑化していますので、昔と違って今の子供達が生きていく上で必要な知識や技術は増えています。時代が求める必要な学力と体力、気力、そして道徳をしっかり身につけさせることは子供の一生のために大切なことだと考えています。そして子供達に、この世に生を受けた事は有難いことであり、命の大切さと自分一人では生きていけない事を理解させ、それぞれの一生を幸せに、そして有意義に送れるような土台を作ってやるのが義務教育の務めだと思っています。
私は教育改革にあたっては、教師や保護者の意見を聞き、子供達の実態を知ることから始めようと、スクールミーティングと称する学校訪問を提案しました。これまで文部科学省は一方的にこう決まったからと地方に説明に行く事はあっても、学校現場に行くことはほとんどありませんでした。春から七月にかけて私を含めて二人の副大臣、二人の大臣政務官、そして幹部職員が、全国三百八十校の小・中学校を訪問し、子供達の置かれている環境をしっかり把握してきました。
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