中山成彬
なかやまなりあき
(暑中お見舞い2/全9頁)
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しかし、現在は状況が様変わりしています。全国銀行の貸出しが減少を続けるなど民間企業の資金需要が少なくなっています。これは日本経済がかつてほどの勢いがなく、銀行から借りてまで事業を拡大しようという意欲が弱まったことや、企業側が有利子負債を減らす努力をしたり、自己調達力が強化されたこと等によります。また、財政投融資制度が先ほど述べたように改革されました。郵政資金の運用の出口が大幅に縮小され、今、郵政の資金は国債や地方債等に運用されているのが実情です。このように郵政資金をめぐる環境は一変しましたが、一方で郵便局についての新しい問題が発生してきています。ITの発達によりメールやインターネットによる通信が増え、郵便物は減少傾向にあります。また、低金利が続き運用利回りが低下し、郵便局の収益状況が悪化しています。この状態が続きますと、郵便局の機能は先細りして行きます。今のうちに民営化し、いろいろな収益活動ができるようにし、他方で非公務員化により合理化・効率化を図ることが迫られているのです。
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