拝啓 日々深さを増す若葉と色鮮やかな花々に生きていることの幸せを実感する、私の一番好きな季節になりました。皆様にはお元気でお過ごしのことと思います。日頃からの温かいご支援に改めて心から感謝申し上げます。
 さて、私は今、文部科学大臣として教育改革と科学技術の振興に全力で取り組んでおります。21世紀を担う子供達の教育と日本の経済力の基盤となる科学技術は、いずれも日本の将来を左右する重要な課題と重く受け止めております。教育改革では、現場の声を聞くべくスクールミーティングで全国を回っております。子供達の澄んだ眼差しや子供達と真剣に向かい合っておられる先生方にお会いして、日本の将来に明るい希望を抱いております。教育や環境によって人生は大きく左右されます。日本の今の世相は子供達が素直に成長しにくい状況にあると思います。この世に生を受けた子供達がその一生を幸せに、そして有意義に送れるように「子供の大切な一日一日に最善の教育を授ける」ための教育改革について真剣に考える毎日です。
 先日、ゴールデンウイークを利用して広報車で地元宮崎の選挙区内を回りました。年に2回、マイクを握ってご挨拶をしながら、それぞれの町の生業(なりわい)や変容ぶりを隅々まで見て回るのを年中行事にしております。新しい道路や橋ができていたり、農作物が順調に生育している様をみると嬉しくなります。遠くから声を聞きつけて手を振ってくださる方、転げるように路地を走って来られる方、農作業していてあわてて洗ってこられたのか、濡れたままの手で握手を求められる方など、今回もたくさんの溢れる笑顔と温かい心に出逢いました。その中で、ある路地から出てこられたおばあさんが、「子供達の為に先生、お願いしますよ」と手を合わせて頭を下げられました。宮崎のみならず全国から寄せられる期待や励ましが、政治家としての使命と責任を再認識させ私の政治活動の原動力になっています。

 これからもたくさんの課題や問題に取り組んで参りますが、皆様のご期待とご支援をしっかり胸に秘めて頑張ります。                                      敬具

  平成17年5月吉日
文部科学大臣 中山 成彬
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